| ハマーの名を一躍世界的なものにしたのは、やはり湾岸戦争だろう。もっともハマーというのは、この車の開発にあたって付けられたコードネームM998ののニックネーム。本来はハンビーと呼ばれるものであった。さらにいえば、そもそもハンビーは、【Humbee】と綴られるが【HMMWV】をそう発音したに過ぎない。その【HMMWV】とは、ハイ・モビリティ・マルチパーパス・ホイールド・ヴィークルを略したもので、1983年にアメリカ陸軍の要請で開発が始められたものである。 |
1999年GMがハマーブランドの生産、マーケティング、流通に元の販売元であるAMゼネラルと共同で参加すると共に、ハマーブランドの全世界におけるオーナシップを獲得した。その結果、GMによる開発、マーケティングの新しいSUVをAMゼネラルが新工場を作って生産することになった。
それがHUMMER H2である。ちなみに1999年の時点で、これまでのハマーは、【HUMMER H1】に改名されている。 |
| 民間用ハマーの生産は1992年に始まり、そのきっかけはこの車に感銘を受けたアーノルド・シュワルツネッガーの助言によるものとされ、彼自身が生産第1号車のオーナーとなったことは有名な逸話である。 |
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H1と比較してH2は車高が高く感じられるが、現実的にはその差は70mm程度、ただし、全長はH2の方が長く、全幅はH2の方が狭い。本来全長が短くて全高が高ければ高さが強調されるはずなのだが、全長が長くても高さが強調される理由はウィンドウ面積を狭くグリーンハウスを小さくしたデザインがそう感じさせるのだろう。
全体的に見てH1のイメージはH2に多くの面で引き継がれている。各ウィンドウは極力垂直に立てられていることや、あくまでもダミーであるがボンネット上に装備されたヘリで持ち上げるためのフックや左右のAピラー手前のエアクリーナー用ボックス、さらにはボンネット上に開いたエアインテークなどがそうだ。 |
| また、実用面で似ているのは、やはりアプローチアングルや、デパーチャーアングルが大きくとられ、前後のオーバーハングが最小限にとどめられている部分。アプローチに関しては、H1の72度という例外的に高い能力を別にすれば、H2の40.4度が確保され、デパーチャーはH2の39.6度に対し、H1は37.5度だから、これはH2のほうが優れているといえよう。テールゲートはごく常識的にルーフヒンジで上方に開く、開口部は大きく、荷物の出し入れは便利そうだ。 |